ゼロコスト・インプリメンテーションと「つくらないこと」

本日のOff Topicのnoteで機能バックログ問題の解決 - Daily Memo #675が投稿されました。弊社でも先日トップページに「AIによるゼロコスト・インプリメンテーションが招くソフトウェアの肥大化に対応し、ビジネス要求を真に満たす高速かつ安定したシステムへスリム化を行います。」を謳ったところでしたので、同じ観点を宮武さんがもっていることに嬉しく思いつつ、詳細を記事化する速度で負けてしまったことを悔しくも思っています。

このnoteで宮武さんが書いていることはまさにその通りで、重要な部分は有料部分にすべて入っていますので(もちろん私はOff Topicの回し者ではなく一人のファンです)、ぜひ課金して読んでいただきたいのですが、プロダクト開発において、ソフトウェアにまつわる問題は2026年中に全て解決されます。つまり、「品質が悪い」「単純なバグが残っている」「性能が出ない」「納期が遅れる」は過去の事象となります。作りたいものはすべて「その場で」できるようになります。インプリメンテーションのコストはゼロになります。そうなったら、次のプロダクト開発における課題は何になるでしょうか。

私は、スリム化であると考えます。欲しい機能がすべてその場で実装できるのであれば、プロダクトは肥大化していく方向にあります。それを意思を持ってスリム化することこそが人間の仕事として残されることになります。なぜなら、そのプロダクトが何を成し遂げたいものであるか、そのためにユーザー提供する価値は何か、その価値に十分に貢献しない機能は何か、は人間が考えて意思決定すべきものであるからです。

この人間の意思決定は、CEO一人の企業のプロダクトであれば問題なく実施できます。しかし、CEOの他にPOがいるような企業でPOにプロダクトに関する権限が全て委譲されていない状況であれば、CEOとPOとで話し合いが必要でしょう。CxOが複数存在する、プロダクトが複数存在する、そんな企業になればなるほど、複数名で話し合いが必要です。そしてこれはデジタルツインに任せられないものです(任せられるレベルであればAIエージェント同士が話し合って決めるでしょう)。ここに、人間の知恵が活きる場面が残っていると私は考えています。

次回、ゼロコスト・インプリメンテーション時代に人間が何をやるか、もう少し詳しく共有できればと思っています。