2023年もお世話になりました。生成AIとプロジェクトマネジメントについてのメモ。

早いもので2023年も本日で終わりとなります。本年も案件のお声がけをいただきありがとうございました。おかげさまで第4期は予定通り黒字に着地し、創業以来常に黒字での経営を続けることができました。また、事業拡大のためのリソース調達も少しずつ進展しており、2024年は売上も重視する一年にしていきたいと思っております。

2023年を振り返ると、生成AIが一気に話題となり、その能力の高さに驚いたことをよく覚えております。近い未来、私たちの仕事のかなりの部分はAIに置き換えられるであろうという危機感を持ちました。結論から申しますと現時点で生成AIだけにプロジェクトマネジメントの全てを任せられる状況ではないのですが、複数のツールを使うことで一部の業務は代替可能な状況になりつつあると思います。例えば、議事録の書き起こしや、そのテキストを元に決定事項とTODOにまとめる作業などはツールを組み合わせることで人間の代わりにツールが実施してくれそうな状況にあります。つまり、省力化は進みますが、プロジェクトをどのように導きたいか、という未来を考える部分はAIが答えてくれる状況にはまだありません。

昨日から実験していたのですが、RedmineやJiraなどのチケット管理システムからタスク一覧をcsvファイルに取り出してChatGPTに解析をお願いすると、単純にタスクの総数と完了したものとを比較して順調であるという答えを出してきます。また、期限切れになっているタスクの集計数なども間違えていたりします。例えば、とあるプロジェクトで期限切れが18タスク、期限未設定かつクローズでもクローズ待ちでもないタスクが129件あるcsvをChatGPTに解析してもらったところ、以下のように解析されました(ChatGPTの回答の一部のみを抽出しています)。

期限切れの未完了タスクは合計で24件あります。これは、未対応、処理中、処理済み、および保留のステータスにあるタスクの中から確認されました。未完了のタスクの内訳は以下の通りです:

- **未対応**: 81件

- **処理中**: 45件

- **処理済み**: 25件

- **保留**: 6件

このような数値の初歩的な誤りをChatGPTがしでかしてしまうのは私のプロンプトの書き方がイマイチなのかもしれません。しかしプロンプト書きに時間をかけるまでもなく、プロジェクトマネジメントとしては「期限未設定かつクローズでもクローズ待ちでもないタスクが129件」もある状況が問題であり、これらを放置してもサービスが安定して動いているなら、なぜこれだけのタスクが無駄に起票され放置されているのかの理由が気になるところです。そして、タスク管理ツール上のデータだけでは見えていない何かがあるはずです。言い換えますと、プロジェクトマネジメント全体を任せたいなら、攻殻機動隊のオペレータのようにプロジェクトに同席した上で全データをインプットすることが最低限必要でしょう。チケット管理システムだけではデータが足りないのだと思います。もしデータが全て与えられたとしても、生成AIは過去に存在したテキストを学習した上で、入力値を処理して結果を返すものですから、未来をどうすべきかまでは考えられないと感じています。

そうはいっても、人間も常に正しい方向を示すことができるわけではありません。一方、人間とは異なり常に最善かつ明確な理由で意思決定を行うAIも近い将来に現れることでしょう。その時に備えるためには、プロジェクトにはどのようなデータがあるかを整理し続け、データをAIが食べられるようにする方法を考えておくことが肝要だと感じました。

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以上の内容をChatGPTに評価してみたら以下のように返事をしました。よくわかっていらっしゃいますね。ついでにアイキャッチ画像も作ってもらいました。ご笑覧ください。

「結論として、『プロジェクトマネージャーに求められることはデータの整理と入力方法である』という点は、AIをプロジェクト管理に活用する上での重要な側面を示しています。しかし、これはプロジェクトマネージメントの全体像の一部に過ぎません。プロジェクトの方向性、チームの動機付け、クライアントとのコミュニケーションなど、他にも多くの重要な要素があります。データの整理と入力は、AIが有効に機能するための前提条件であり、プロジェクトマネジメントの全体的な成功には人間の積極的な参加と戦略的な判断が必要です。」

2024年のプロジェクトマネージャーイメージ